太陽光発電トラブル

太陽光発電トラブル判明!その後の対応②

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設置当初から思ったほど発電しておらず、メーカーから出されるシュミレーションには程遠かったスピヨ太陽光発電所ですが、その後、4/29に1ストリングから発電してないことが判明しました。そして、いよいよ本日その原因個所の特定となります。その模様を余すところなくお送りします。



5/25(木)9:00 家の前に揃いつつあったので、外に出ていくと何やら話しこんでいる様子。ヤマゾーの姿に気がつくと「本日はよろしくい願いします!」とのこと。いえいえこちらこそよろしくお願いします。

今日来たメンバーは、支店長、Sさん、設置業者(TさんとSさん)2名、メーカー代理店担当者Hさんの5名が来ました。

さっそく設置業者のSさんから3回路になった経緯を説明して頂きます。説明では「パワコンの動作可能電圧というものがあって、今回のパワコンの場合でいうとDC60~400Vとなっている。朝、パワコンが動作するまでの電圧に早く到達するためには4枚直列より6枚直列にした方が60Vに達するのが早い上、夕方パワコンが動作しなくなるまでの時間をぎりぎりまで引っ張れる。」とのことでした。要は、せっかく発電してもパワコンが動作しなければ発電した電気が無駄になってしまうので、少しでも発電した電気をひろうために6枚直列にしたということでした。また、そうしたほうがたくさん発電するとのこと。最後の「そうしたほうがたくさん発電する」ということに関して明確な根拠はなく、「これまでの経験から得たものである。」ということでした。

 

~あとで「設置業者のSさん」とお話をした際、Sさんはシャープの太陽光発電の部署に長年勤められていて、主に太陽光発電システムにトラブルが発生した際に現場に駆けつけて点検する。ということをしていたそうです。そして定年後に現在の設置業者にお世話になっているそうで、普段は現場にくることはないが、今日はこういった状況なので現場に来た。という、なかなかやり手なおじいさんでした。ここでは書く事が出来ない「太陽光発電の裏話」などが聞けてとても面白かったです。今回の3回路についてはマニュアルにはない現場の経験則というものらしいです。なるほどね。~

 

そこでヤマゾーが疑問に思っていた「直列枚数が違う場合、電圧の低い方に引っ張られて発電がロスしてしまう。このパワコンはマルチストリングス対応ではないパワコンなので、直列枚数が違う場合まずいのではないか?」ということを聞くと、メーカー代理店担当者Hさんがカットイン!!してきて「4枚直列と6枚直列での2枚差くらいなら大丈夫です。これはメーカーに確認しています。これくらいの枚数の差なら問題ありません。」ということでした。このメーカー代理店担当者は、なぜだかかなり焦っている様子で自己紹介もままならずな状態で、ヤマゾーから「Qセルズの方ですか?」と聞かれて初めて「代理店をしている者です。」という感じでした。

「今回のパワコンでも直列枚数の違いによる発電ロスはしない。」これはメーカーのQセルズに聞いても同じ答えが返ってくるという事でいいですか?とヤマゾーが念を押すと「そうです。」とメーカー代理店担当者。

3回路にした理由が「少しでも発電せさせるため」「冬場の影の影響が気になって4回路を希望ならそれに直す」というユーザー目線でのことであったため少し安心したヤマゾーでした。ですが、冬場の影の影響は今時点ではわからないしかといって、6枚直列の×2列、4枚直列×1列の3回路のほうが発電するということを聞いてしまった以上、どうするかと今聞かれても即決はできない。そのことについては今後に決定し対応してもらう事を確認した上で、何よりもまずは故障個所の特定と早期復旧をしてほしいことを伝えました。

ということで、故障個所の特定をしていきます。

専用機器で解析をする

 

アルミケースから取り出したものを見てみると・・・出ました!

「PV Analyzer」

と書かれています。設置業者のSさんに聞くと、「電圧、電流がいっぺんに測れてかつパネルの性能もわかるもの」だそうです。簡単に言うと太陽光発電にともなうトラブル個所特定のための専用機器です。

どこが悪くてこんな風になるのか?やっとわかると思うと、少しワクワクします。ちなみにこの器械のお値段は少々お高いようで、Sさん曰く「軽自動車が買えるくらい」するのだそうです。はっきりとは言いませんでしたが、どうやらこの器械はSさんが持ってきたそうです。(自前か借りものかどうかは定かではない)

長年太陽光発電のトラブルの現場を見てきたSさん。さすがです!

そうなんです!ヤマゾーはこういうのを待っていたのですよ!これで調べて、「むむっ!?ここが出ていない!」とか「原因はズバリここだ!」っていうのを期待しているわけです。さあ!頼みますよ!

 

そして、一旦パワコンを切り離し発電していない4枚直列の回路を計測すると・・・

 

設置業者のSさん「ちゃんと全部出てるよ。(発電した電気が)パワコンまで来てる。配線もパネルも問題ない。」

 

と、いうではありませんか。えぇっ~!?問題なしって何なの!?って話です。

その時の画像がこちらです!

 

これなんですが、詳しい説明は専門的すぎて忘れてしまいましたが、緑の線が四角くなっています。この線はパネルの性能が悪くなってくると四角ではなく、これがいびつになったり、丸っぽくなったりするようです。今回はきれいな四角になっていますね。

また、右下の数値で「F.F. 0.782・・」とありますが、これは「緑色で囲まれた分の面積」と「青色で囲まれた分の面積」の比率(たしかそんな風なことだったと思います。これは正確な情報ではありません。)で、これが通常だと0.64とか0.65とからしいです。この数値は1.0に近ければ近いほどいいということらしく、故障個所と思われる1列の数値「0.782」というのは、Sさんが今まで見てきたパネルの性能からいうと、通常以上に良い数値だそうです。

つまり、パネルと配線に異常なし!むしろパネルの性能よし。

という設置業者Sさんの見解です。

調べて早々10分も経っていません。この事実に周囲がにわかに騒然とします。

今日特定するのは、故障しているのは「パネル」「配線」か?ということだと皆が思っていました。しかし、結果はその両方とも異常なし。一体誰がこの展開を予想していたでしょうか。

皆、キツネにつままれた状態でポカーンとしていると、メーカー代理店担当者のHさんが「パワコンだ!パワコンに違いない!ひょっとしたらこのパワコンは直列枚数の違うものに対応していないかも知れない!」と突如言うや否や、物凄い勢いでQセルズとパワコンメーカーのオムロンに電話をかけ始めました。こういう展開、このスピード感、いやぁ、ビジネスマンですねぇ!

連絡するもQセルズの担当者がつかまらず、オムロンに電話します。オムロン担当者に直列枚数の違いでの不具合を確認するも「北海道だからじゃないか」などと言われるなど、どうも話がかみ合わない様子。仕方なく電話を終えたHさんは、がっくり肩を落とし「事前に直列枚数が違っても問題ないことをメーカーに確認していましたが、この状況ではほぼパワコン(が対応できていない)に間違いありません。Qセルズの担当者につながっていないのでもう一度きちんと確認しておきます。本当にすみませんでした。(泣)」と、動揺を隠せない様子でした。

こうなってくると鬼のヤマゾーも、「まあまあ、Hさんが悪いわけじゃあないですし・・・」なんていい人ぶってしまいます。心では何やってんだ!コノヤロー状態です(笑)

Hさんの見解では、「直列枚数の違う回路をつないだ場合、このパワコンでは対応できていないのではないか。」とのこと。また「このまま3回路でいくには、昇圧器をつけるか直列枚数の違う回路に対応できるパワコン(マルチストリングスパワコン)に変えるか」という2つの選択肢があるということでした。

Hさん、「支店長からの指示で一回戻って昇圧器をつけた場合と、パワコンをマルチストリングスに変えた場合のシュミレーションを出し直すので、それができたら見てもらって再検討してほしい。」「昇圧器をつけるにしても、パワコンを交換するにしても、物が届くまでに3週間はかかるため、一旦4回路につなぎ直してとりあえず発電する状況にしませんか。その準備もしてきてます。」ということでした。これを了承しとりあえず4枚直列×4列の4回路につなぎ直すことにしました。

そして、「本日はこれで失礼します!」といことでHさんは現場を後にしました。またな~頼むぞ~!

 

急展開!配線つなぎ直し

 

ここからは画像メインで。

 

パネルとパネルをつないでいる配線のソケットをこの専用の道具を使ってはずしていきます。この道具がなければ外せないようにできているようです。

これは各メーカーによって違うのだそうです。へぇ~!メーカーも考えますなぁ~。

このようにバラしていきます。

1回配線したものをバラしてつなぎ直すのはコード自体にとっていいことなのでしょうか。コードが痛んだりしないか心配ですね。まあ、この辺は今後確認が必要ですね。

この時には日差しも強くなり、作業はけっこう大変そうでした。お昼も12時を過ぎていますが、中断する気配もなく作業が続きます。ヤマゾーもお腹が減ってきました。

だからといって、ヤマゾーもその場を離れるわけにはいきません!(←けっこうウザい奴)

 

配線を束ねてようやく配線が4枚直列×4の4回路になりました。設置業者のTさん、ご苦労様です!

 

屋根から来ている配線を間違えないよう確認しながらパワコンにつないでいきます。

その後、ダメだった回路の電流がパワコンに流れているかを確認するときちんと流れていたので、復旧したというかなんというか・・・

そして、再度屋根に上りきちんと電流が流れていることを確認しました。この段階で13時を軽く超えています。。。

ということで、今回の結論は、ヤマゾーが当初から訴えていた、

「直列枚数の違いが発電量の低下に影響しているのではないか?」

ということが当たっていたという事になります。<`~´>

まあ、そこは今言っても仕方がないし、とりあえず今後の発電具合をみてからですね。あ~だこ~だいうのは。支店長も全容解明の指示を代理店のHさんに出したとのことで、いったん今日はお疲れさまでした!ということになりました。

と、まあよく分からない展開になりましたけど、ヤマゾーとしては、長年太陽光発電に関わってきた「設置業者のSさん」の話を聞く事が出来てとても勉強になりました。もっと踏み込んで聞いてみたいことがあったのですが、まあそこは商売の関係もあるでしょうからね・・・。

今日、「PV Analyzer」 で取ったデータは今後、パネルの異常があるかないかの指標になるから残しておいた方がいいよ。とのSさんの助言があったため、きちんと保存しておこうと思います。これ、データ取るだけでも結構な料金がかかるんだって!

というわけで、本日の点検?はおしまいです。

次はシュミレーションが出たら、どうするか?ということになります。

シュミレーションが出次第追って報告します。

スピヨ太陽光発電所のスタートラインはまだまだ先です。あ~疲れた!

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